「長く、豊かな『人生の午後の時間』が始まる」と、日野原先生の言葉はゆっくりと染みていきます。

日野原重明さんの著書「人生百年、私の工夫」を読んでいます。まだ途中ですが1ページ1ページに含蓄が深く、頷き思わず手を打つ言葉にあふれているので、その都度ブログで紹介したくなるのです。

まず冒頭でおっしゃっていることは、

「戦艦の乗組員から ボートの船長になる」

「仕事とか子育てとか、自分の意志以外に強制される人生は60歳で終わります。しがらみから解き放たれるのです。いわば、人生に対するノルマは果たしたということでもあります。 これからは自分の意志で、自分の価値観によって、すべてが好き勝手に選択できる、生まれてはじめてのチャンスが与えられるのです」

そうなんですね、60歳からの人生はご褒美にいただいたチャンスなんですね。これをどう活かすか?様々にこの本では教えにあふれていますが、ぼくに響いたのは次の2つのことです。

(1)60歳からこそ、20年、30年先の夢を目標にして生きる。

ロングレンジで時間を捉えて行動するのです。日野原先生は、予防医学の大切さを広めようと、60歳から取り組まれていました。それに看護師の地位を上げることにも精力的に動かれ、看護師の博士コースの設置を考えられていますが、実現したのは10年後だとおっしゃいます。

(2)いつかはああなりたいと憧れる「生きた教科書=モデル」を持ちなさい。

目標にする人は作家でも歴史上の人物でも構わない。戦国武将でも政治家でも経済人でもいい。思想なり人生観なた、立ち居振る舞いなり心底憧れるモデルから学んで、生きる指針にしなさい、と先生はお話なさいます。

考えればもう誰も育ててはくれないのです。「それが、自分で自分を育てていく季節」の歩き方だとおっしゃっています。(続く)

この記事を書いた人

荒井 好一(Yoshikazu Arai)

荒井 好一(Yoshikazu Arai)

会社員38年・定年後フリーランス10年、好きな仕事で歩いてこれた。

45歳の春から東京単身赴任をスタートさせて、退職後もデュアルライフを楽しむ。異なる文化の街暮らしと移動空間で企画をするのが大好きで、2017年は実に新幹線乗車105回で仕事を楽しんだ。

スピーチのコーチ、法人代表、時々ビジネス書の著者、ブロガーに挑戦中。