ブログ仲間の書評から見つけた本です。タイトルだけ読むと、健康本にありがちな眉唾傾向に一瞬見えましたが、いやいやそうでもなさそうだ、読んでみようと後押しされたのは、次の3点です。
- 参考にした書評が「プロティン」を主役にした栄養指導と紹介していたこと。
- ボク自身が、すでに「筋トレ」でプロティンを飲んでいること。
- 以前から興味があった「分子栄養学」に本書が基づいていること。
Contents
(1)我々はの多くは、「糖質過多+タンパク不足」による質的栄養失調。
さて、本書を手にとって目次を見ただけで、早速実践したくなるフレーズがズラリと並んでいます。
第1章 基礎編・質的栄養失調 はタンパク質が治す 23ページから引用
「慢性疾患の大きな原因は、その人の食生活にあるー。
これに異論を唱える人は少ないと思います。だから「バランス良い食事が大事」というわけで、野菜中心で油分や塩分、添加物を控える。そしてエネルギー構成比は、概ねタンパク質 : 13~30%、脂質:20~30%、炭水化物 : 50~65%が目安、タンパク質は動物性と植物性の両方から摂る――。
このような食事がヘルシーであるという常識がまかり通っています。しかし、私はこの常識は間違っていると断言します。
あなたを悩ます体調不良や慢性疾患の原因は、このようないわゆるバランスの良い食事を長年つづけたことにあります。あなたや多くの日本人が、このようなバランスの良い食事をつづけた結果、「糖質過多+タンパク不足」に陥っているのです。」
➳ボクが通っているライザップの食事指導でも、<低糖質高タンパク質の食事>の実践です。それでボクは14kgのダイエットを獲得したのですが、いまは筋肉を増やしながら脂肪を減少させる段階に入っているのです。毎週の体組成計の数値分析でも、タンパク質の数値が第一のチェック項目になっています。
(2)分子栄養学に基づいた治療は、プロティンとサプリ。
「サプリメントを人工的と遠ざける方でも、医師から出された薬は飲まれる方が多いでしょう。しかし、その意味では人工的なのは薬の方です。体にとって薬は異物。薬のほとんどは代謝阻害作用があり、複数を飲めば飲むほど、代謝阻害作用によって副作用も出ます。
一方、プロテインやビタミンなどのサプリメントは、体に必要な栄養素を抽出したものであり、代謝のために利用するもの、なくてはならないものです。(中略)
『現代社会のストレスが病の原因』といっても、牧歌的な時代に戻れるわけではないのですから、現代の知性が生んだ栄選素の恩恵にあずかる方が賢明です。
繰り返しますが、プロテイン、サプリメントは栄養素の抽出物です。健康の維持、慢性疾患からの回復には、いまや不確かな常識である『栄養のバランス』ではなく、『タンパク質とビタミン・ミネラルの絶対量を摂る」という考え方が重要です。」29ページより引用
➳とても説得力のある文です。著者は精神科の医師ですが、うつやパニック障害などの精神科の患者さんだけでなく、アトピーやリウマチなどの慢性疾患を分子栄養学に基づく栄養指導で治してきたからでしょう。なぜ、この治療や指導をするのかという説明が数々の臨床事例でなされてきたから、納得感があります。
(3)プロティンの規定量摂取に挑むが、洗礼を受ける。
「プロテインの規定量1日20g (60cc) ×2回の摂取が継続できれば、圧倒的な臨床効果があります。この量のプロテイン+肉と卵の高タンパク食ができれば、体重×1.5g程度のタンパク質摂取が可能となります。そうすると、次のような効果が見られます。
次に鉄剤が飲めるようになります。鉄は特に女性に不可欠なミネラルですが、貧血でタンパク不足の女性の中には、鉄剤を飲むとムカムカして継続できないという方も多くいます。しかし、規定量のプロテインをできれば、鉄剤が飲めないという人は皆無といってよいでしょう.
さらに、タンパク質によってメガビタミンが開始でき、その効果も出やすくなります。代謝に必要な酵素は、「主酵素(タンパク質)+補酵素・補因子(ビタミン、ミネラル)」から得られます。」 42ページから引用
➳分子栄養学における、栄養指導の基本ポイントがここのようです。大事なので繰り返しましと「代謝に必要な酵素は、「主酵素(タンパク質)+補酵素・補因子(ビタミン、ミネラル)」から得られます。」
そこでこの本では、
- 第1章 基礎編 質的栄養失調はタンパク質が治す
- 第2章 分子栄養学の実践。 自分で治すメガビタミン
と展開していきます。
まずは、プロティンです。「プロティンはホエイプロテイン一択」であり、「タンパク質を摂れば糖質制限がラク」という記述に後押しされて、ボクは早速、手持ちのプロティンもホエイプロテインだったので、1回30g(90cc)を1日2回にチャレンジしました。
ところが、5日間続けたところで口内炎ができてしまいました。長年のタンパク質不足によることで、消化酵素もタンパク質なので消化吸収ができないということです。
3日ほどプロティンの摂取を止めて、それから1回15g程度でならし運転して、昨日から1回25gに戻しています。
(4)この本は実践書なので、引き続き実践経過をご紹介していきます。
9月のひと月は、プロティンをしっかり摂取していきます。本書をさらに読み込んで、10月からはメガビタミンに向かいたいと考えています。
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