高齢者の難聴に、ワイヤレスマイクなら、たった1.6万円で補聴器代わり。

我われシニア・高齢者にとって、耳の聞こえというのは大問題ですね。だいたい5割から8割の方が何らか難聴を抱えています。

難聴者が生活シーンでいちばん困るのは、買い物をする時の大切な説明がしっかり聞き取れないことですね。例えば家電量販店に行って携帯電話とか電化製品を買うときに、目の前の店員さんの説明をちゃんと聞くのはとても難しい。何しろ家電量販店は、騒音のルツボ、店内放送はどんどん流れているし、そこら中で商談しているし、たくさんの人が歩き回っています。

大事な契約のこととか製品の違いとか購入のメリットとか、聞き逃してはいけないことが聞こえにくいというのはすごいストレスです。せっかく、良い製品やサービスを手にしてシニアライフを豊かにしようと思っているのに、それをゲットする・買い物するときにハードルが高いというのは、なんとかしなきゃいけない問題ですね。

もちろん耳の聞こえですから補聴器という手はありますが、まあご承知のように補償器というのは非常に高額です。しかも、医療器具ですから、聴力検査とかいろんなことで時間もかかります。

そこで単純に補償器代わりというと語弊があるんですが、もっと手軽にすぐに手に入れられて、経済的にも負担が少ない、解決手段があるんです。

相手の話をちゃんと聞くときにワイヤレスマイクという音響機器を活用する手があるんです。

つまりですね、相手の音を入力するときに大きな音で入力すればこちらは聞きやすいわけです。

シニアの最良の武器である骨伝導ワイヤレスイヤホンと組合せて、ワイヤレスマイクを使います。

(1)補聴器はマイクとスピーカーで成立しています。

補聴器代わりという言い方をしましたが実は、私は5・6年前から老人性難聴が非常に進んできて、お医者さんで診てもらっていろんな検査をして補聴器を使用している補聴器ユーザーです。

補聴器を使っててもこういう家電量販店のようなお大きな騒音環境の中では、補聴器のボリュームをアップしても相手の方に耳を傾けるしかないのです。補聴器でも非常に聞きにくい環境というのがあるんです。

補聴器の仕組みの話をしますと、耳掛け式と耳穴式に大別されますが、マイクを外側に向けて、スピーカーを耳穴の鼓膜の方に向けて音を伝えている構造です。その他、電源である電池とスイッチや音量ボタンが小さなパッケージに入っているわけです。精密機器なんですが、音の伝達という役割を単純に言えば、マイクとスピーカーで補聴器は成立しています。

マイクとスピーカーを医療機器ではなく、音響機器で求めれば様々な種類がありますね。マイクを何も耳のそばに固定せずに、音声を発する相手の胸元や口元に持っていけば、高音量で明瞭な音声が集音できます。それがワイヤレスマイクを選択する理由です。ビデオ撮影のときに離れた場所にいるアナウンサーの音声を捕らえるために開発されたワイヤレスマイクを、高齢の難聴者が使用すれば効率的にかつ経済的に補聴器代りとしての「マイク」の役割を担ってくれます。

(2)リアルモニター機能付きの、ワイヤレスマイクが条件です!

ワイヤレスマイク選びのポイントは2つ。

(1)送信機能を内蔵したマイクと受信するレシーバーがセットになった製品を選んでください。

(2)そして、レシーバにはリアルモニター用のヘッドホン出力口が備わった機器でないと、補聴器代わりに使うことができません。

ワイヤレスマイクの製品では、次の3ブランドの中から選ばれるのが良いでしょう。

やはりマイクと言えばSHUREと人気を二分するRODEなんですが、4万円台です。次いでCOMICAは2万円台、SYNCOは1.5万円台です。屋外撮影などノイズ環境が厳しい中での使用ではないので、いちばん経済的なSYNCO製品でも補聴器代り使用には充分です。

(3)コスパに優れたSYNCOのワイヤレスマイクをおすすめします。

マイク性能は、全方位指向性なので目の前だけでなく横や後ろの人の音声も拾ってくれます。送信受信の電波の補足も70mまで捕らえる強さです。(補聴器づかいには実際には必要ない距離ですが)そしてノイズもしっかりと軽減してくれます。

使いやすさで重宝したのは、次の3点です。

  1. ディスプレイ → 録音の音量レベルとか充電レベル、ペアリングの状態をひと目で見せてくれる。
  2. ボリュウム調節 →受信機に、5段階の録音レベルの音量調節が付いています。
  3. 充電性能 →1.5時間の充電で8時間(使用環境によっては実際は、もう少し少ないですが)

(4)基本セットと応用セットが選べます。

さてSYNCOのG2(A1)-ワイヤレスピンマイクシステム(送信機1台・受信機1台)を使って補聴器代わりにする基本セットは、家庭内の動きが少ない環境でしたら、1,000円少しで購入できる有線イヤホンと組み合わせれば、もっとも安く使用できます。

買い物や屋外での会話にも使用したいのでしたら、イヤホンの方もワイヤレス機能の製品と組合せる応用セットになるでしょう。その場合、SYNCOのG2(A1)-ワイヤレスピンマイクシステム(送信機1台・受信機1台)プラスBluetoothをとばすトランスミッターと、ワイヤレスマイク(骨伝導がおすすめ)の3製品が必要で、合計4万円弱の予算になります。それでも補聴器よりはるかに経済的です。

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