考えるための道具「マンダラート」講座 ② 9マスに取り出した頭の中身を、どの ように展開するのか

大谷翔平クンが16歳のときに作った「目標達成表」である、マンダラートという考える道具を、今回は<9マスに取り出した頭の中身を、どのように展開するのか>についてお話しましょう。

(1)まず、真ん中のマスに考えるテーマを書いて、自由に思いつきを書き足す。

(ぼくの例を続けますと)
真ん中のマスに「今月にやりたいこと」の考えるテーマを書いて、思いついたのが、「春物のコートを買いたい。確定申告を済ませる。奥さんの誕生日。5月からの講座の案内。お彼岸→久し振りに墓参り。
ゴルフのコンペに参加したい。引越しを検討、の7つ
でした。

(2)書いた中で気になったことを、別の9マスの真ん中に書く。

そこで、この7つのことが書かれた9マスをじっと見ていくと引っかかるというか、
気になることがらが浮かび上ってきます

いちばん気になることがらを、別の9マスの真ん中のテーマに書き込んでください。
(例えば)「引越しを検討」。今度はこの「引越しを検討」というテーマで思いつくことを書き出していくのです。

すると、また様々に思っていることが出できます。頭の中出くすぶっていたことが

今度も脈絡もなくアウトプットされます。
(例えば)「今の住居の不満」→お風呂の狭さが我慢できない。もう一部屋欲しい。
「立地のこと」→通勤電車が混雑し過ぎ。スーパーが遠い。希望→駅前にスポーツジムがあるところ便利。蕎麦の旨い店がある地域。
「現実」→家賃のアップの上限は2万円かな?
来年転勤がありそうだから、いま動かない方がいいかな?

・・・この第2段階(フェーズ)は4〜5個出できたら、(例では8個うめましたが)良しとしてください。

全マス埋めようとウンウン唸って苦行のようにやるのは、マンダラートの流儀ではありません。
気楽なノリで、脳の同時多発をひょいひょいアウトプットすることですから。

(3)2番目に気になったことを、また別の9マスに書いていく。

それで次は、元の(第1フエーズ)「今月にやりたいこと」の9マスに戻ってください。

そして、1番目に気になった「引越しを検討」というテーマの次に気になる、
ひっかかることがらを選んで別の9マスの真ん中のテーマ
に書き込んでください。(例えば)「ゴルフの
コンペに参加したい」についてまた、思いつくことをアウトプットしていきます。

このようにして、8マス(8のことがら)を第2段階(フエーズ)で次々と展開してみてください。
但し、脳がよく動く状態で行いましょう。9マスのメモを持って、散歩にいきましょう。思い浮かんだら立ち止まって書く。
場所を変えましょう。スタバでソイラテ片手に。

時間をおきましょう。明日の朝にあらためて見てみると脳もスッキリ、新鮮に反応したりします。
2〜3日掛けて、思い浮かんだ8個のことがらを埋めていってください。

次回は、思い浮かべる触媒となる、5W1Hの使い方をお話しましょう。

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