ボクの考える道具は、33年使用の「マンダラート」は、エマニュエル・トッド氏の言う「カニ歩き」→タテ掘りだけでなくヨコ展開も斜め逸脱も自在なツール設計なのです。

エマニュエル・トッドの「思考地図」の記述にありますが・・・よい研究の進め方は『カニ歩き』のようなものです。カニというのは斜めに歩き、横に進みます。そういう進み方こそ研究に必要なのです。アイディアを得るために、そして思っても見なかったような事柄に気づけるようにするためには、その研究の柱となる部分から外れた読書をすることが大切なのです。                                    膨大な文献を読みながら時間をかけて自分のテーマを逸脱していくことは研究において必要不可欠な過程ですし、そこに大きな喜びがあります。(引用終わり)

この文章を読んでボクはニヤリとしました。もとより知の巨人と比べるべくもありませんが、33年間使っているボクの考える道具には、斜めと横があるのです。タテ掘りだけでなくヨコ展開も斜め逸脱も自在なツール設計なのです。

(もうひとつエマニュエル・トッドの引用をしますと)外在性もしくは外の世界に出る(中略)アイディアが湧くということは、日常の(思考の)ルーティンから出るということでもあるのです。頭の中で別々のカテゴリーとして認識されていた二つの現象の関連性を見出すためには、ある時点で能が正常に機能するのをやめなければ無理なのです。(引用終わり)

能の働きは、同時多発であるし、偶有性を喜ぶという特質がります(脳科学者茂木健一郎)。これをうまく活用する道具を持てば、頭の中のモヤモヤや思考があちこち飛ぶことは大いなる利点になるのです。

ビジネスパーソンは考えるプロです。プロはプロの道具を使いこなします。定年後も働くエンジンになってくれたのは考えることが大好きで考える道具を愛用していたからです。もちろん妄想、願望、自己満足、ビジョン、アイデア、企画、皮算用、トライ&エラーなど、常にとっちらかる頭の中でしたが、それを「考える道具」が整理したり、立ち止まらせてくれたり、次の一歩を教えてくれたり、客観視してくれたりしたことが役立ちましたね。

マンダラートは、脳内整理ツール&アイデア開発ツール&プレゼン発信ツール

大谷翔平君の(目標をブレイクダウンしていく)目標達成シートに活用されたことが有名になったから、すっかり9マスの本質が誤解されていますが。なぜ9マスなのか?リニアとマルチ。罫線とマス目、論理的と非論理的。ロジカル対直感と人間の思考のカタチの本質を持っているので、それがとても有効です。しかも、iPhone(iPad)アプリとして使えるので展開力が魅力にもなっています。

(4)定年後12年間働き続けられたのは、考える道具を持っていたことも大きい、と思います。

これから、YouTubeとBlogでマンダラートの使い方を紹介していきます。

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