骨伝導イヤホンは、認知症予防に直結する。

この飛躍した言い方を、三段論法的に埋めていきますと、

(1)まず、「認知症の予防とは」ですが、「2020年には『予防可能な40%の12の要因の中で、難聴は認知症の最も大きな危険因子である』(世界をリードする28人の認知症専門家からなる委員会)という指摘がなされ、ますます難聴と認知症の関連が注目されて」、のんきに耳が遠くなったのは歳のせいだとおっとり構えて要られません。

認知症予防には老人性難聴に対処することが必要ということができます。

(2)そこで、難聴には「補聴器」をつけて「良い聞こえ」を得ればいいのですが、日本の補聴器普及率は、たったの14.4%というお寒い現状があり、その課題が大きく横たわっているのです。

この現状は3つの原因が指摘されます。

1つは、高齢者そのものが難聴に対する意識の低さから、難聴に積極的に対処していない。

単に耳の聞こえが悪くなったことを放置するのは、消極的人生の過ごし方で、人との会話にコmるが、そもそもそんなに頻繁に人と会話しない。強いてもまるのは困るのはテレビの音声で、それは音量は大きくすることで済ます。脳に対する刺激が単調で活性化させることで脳の機能を維持するところまで意識が回らない。

2つ目は、国の方針が補聴器を先天的な難聴者の方の障害者対策としている。高齢者問題と捉えていない。

3つ目は、補聴器が高額で手出しができないこと。

(3)解決のための意識変革 豊かな聴力を取り戻すためには、音がもたらす質の高い人生に視点を当てる。補聴器プラスα、

①人とのコミュニケーション②音楽や自然の豊かな物音を聞く③耳から情報を得ることの楽しみ(オーディオブック、ラジオ、ボッドキャストなど)

(4)器具の役割 それには、医療器具分野ではなく、オーディオ・音響製品が「良い聞こえ・楽しい聞こえ」に役割をもたらすと思います。

マイナスからゼロにするだけでなく、プラスの方に針を振らないと、脳には波及効果が少ないと考えます。

【関連】言うまでもなく、高齢者の課題は「健康寿命」を維持することです。

平均寿命と健康寿命の数字が示すことは、日本人の男性の平均寿命は80.98歳で健康寿命は72.14歳です。その差は7〜8年。これは、健康寿命の終焉して「要介護状態」にある年数のことです。(内閣府:高齢社会白書2020年版)

では、介護状態になった主な原因の上位3位を見ると(厚生労働省 「2019年国民生活基礎調査の概況」)要介護の手前の「要支援」では1位「関節疾患」2位「高齢による衰弱」3位「骨折・転倒」なのだが、「要介護」になると1位は「認知症」2位は「脳血管疾患」3位は「骨折・転倒」と「高齢による衰弱」が並びます。

骨伝導イヤホンで「良い聞こえ」の毎日を楽しむことが、認知症予防に直結する。

難聴を放置すると、認知症やうつ症状を防止できない。

「よい聞こえ」が認知症予防につながる!

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