「里山のシイナ」の魅力は、プロセスの面白さ。1年経ったBefore & After動画を見ても、あれほど捨てまくっても簡単に変化してないという事実。

久しぶりにこのチャンネルを覗き、 「043 古民家を片付け始めて1年 比較動画 」を観ました。

画面の左右に1年前と1年後の5月の映像が流れていきます。世の中の(主にテレビ番組で見慣れた)Before & Afterは放映時間の制約により、すぐに結果を見せます。結果が顕著ではない部分は見せません。ですから我々は劇的な変化をお約束ごととして目撃して、少々の感銘を受けるわけです。

ところがこの「里山のシイナ」チャンネルは、まだゴールに達していないことが理由だとしても、1年経っても大きなフレームは変化していないように見えます。確かに先住家族の暮らしのカタチや残骸は片付けられています。取り壊された牛舎などもあります。しかし、なんと言っても若い夫婦が二人でほぼ人力で作業しているので遅々としか進みません。でもそれがいいのです。この動画のファンはこのリズムが心地よいのです。結果ばかり求められて変化が正義のようないわゆる都会のリズムにどこか辟易していて、無意識のうちにこの動画にたどり着いているのです。 久しぶりにこのチャンネルに訪問してみても、主人公たちが変わらない姿でマイペースで奮闘しているから微笑むのです。

もう一つ伝えてくれていることは、建物もそうですが、庭まわりや道の傍なども撮影されていて、確かに人の手が入っていることで整然とした感じはしっかり伝わってきました。なるほど、里山というのは人の営みと自然の丁度いい折り合いであるという、里山の姿を改めて感じることができました。

ブログも楽しいので、読んであげてください。「大量のゴミを片付けられた秘密道具をご紹介・家庭にある道具で大丈夫!【家の片付け:道具編】

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