iPhone 歴は10年以上になりますが、ボクはカメラ・ビデオ機能で愛用してきたわけではありません。Mac Pro13or15インチを中心にiPadと連携するPC作業の補完ツールとして使ってきました。主たる仕事がプレゼンテーションや研修実施でしたので、アイデアや連絡事項のメモ及び企画を発展させるために、iCloudで同期させながらKeynoteとメモアプリがメイン。撮影はもっぱらスピーチ研修の録画用に人物撮影で使用してきました。iPhoneの価格の高騰がメラ機能の進化であることは意識していましたが、そこまで映像にこだわっていなかったので今思えば宝の持ち腐れ状態でした。
ところが昨年末からYouTube投稿をスタートさせたので、メイン機材がiPhone 11Proになりました。現在、YouTubeチャンネルは2種類運営していて、先行しているチャンネル(1)は「スピーチ・話し方上達チャンネル」です。自宅のデスクを背景に撮影して、ボク自身が映像に出演する形ですので、撮影のチェックのポイントは数多くのテイクの動画を撮り、OKテイクを選んでいって編集するスタイルを採用しています。そのときにiPhone 11Proでの撮影が最も重宝するのは、撮影した各テイクをiPhone 11ProからデスクトップPCに Airdropで飛ばして、すぐに映像を確認できることです。話し方や音声・表情のチェックだけでなく、仮OKテイクは編集アプリ・ファイナルカットプロに取り込んでサイズや画角などが判断できるので、sonyやcanonの出る幕はなく、Airdropが駆使できるiPhone 11Proが欠かせない撮影機材になっています。
もうひとつのYouTubeチャンネルは、野外ロケーション撮影が90%を占める「京都極上お弁当&名所散策チャンネル」です。この撮影のために3軸ジンバル機能を備えた超小型ビデオカメラDJI Pocket2を購入しました。これは使用の好し悪しが別れました。一直線に歩いていく撮影は申し分がありませんでしたが、パンやズームなど画面を自在に切り替えて撮影するのには、シニアの老眼には画面の小ささが視認性が悪く、またジンバルの使いこなしがおいそれとマスターできずにしばし立ち往生、無駄なカットを量産する始末で困り果てました。
そこで静止画だけの役割に固定していたiPhone 11Proでのビデオ撮影をロケ現場で仕方なく(DJI Pocket2がいうことを聞かないので)、ビデオ撮影したらあらためて4K映像の美しさ・繊細な描写性に気づいたというわけです。スマホ用のジンバルを追加購入しました。