DJI Pocket2 買ったはいいが、使い始めから立ち往生の連続、シニアには前途多難か?

購入前に55本のDJI動画を見たからカンタンに使いこなせるだろうと、どこか高をくくっていたのですが、観るとやるとは大違いでした・笑。なにしろ、シニアにとっては、新製品を購入したら同封されている取扱説明書(ユーザーマニュアル)を片手にスタートするのが通常ですが、パーッケージ内には説明書は一切入っていません。ネットのメーカーサイト上に用意してあるマニュアルをダウンロードするのが、いまのやり方ですね。これはこれでシニアにとっても逆にありがたいです。製品のパッケージサイズが、6×7.5×15cmですから、こんな小さな箱に取説を同封したとしても必然的に小文字がぎっしりの説明で、シニアには読めたものではないでしょう。その点、PC上にダウンロードすると、モニターサイズによりますが、ボクの場合でしたらA4のページをヨコ20×タテ30cmの大画面に表示することができます。これならシニアの目にもストレスなく読み解いていけるでしょう。

34インチのウルトラワイドスクリーン、左が本マニュアル、右がクイックスタートマニュアル。

まず、クイックスタートマニュアルは、不親切でまったく役に立ちません。せいぜい前製品の使用者が今回の製品との変更点やパーツの違いをひと目で把握するくらいで、初めてのユーザーにはこれで何かを始める事はとてもできない代物。

取説2ページ目で早速立ち往生!「DJI Mimoでアクティベーションを行う必要があります」???

そこでメインのユーザーマニュアルですが、これも表紙や目次を除け場13ページの簡易なもの。まあそれでも使い方もシンプルであればいいだけです。1ページ目は概要で、スイッチやボタンなどの各部の名称が16種類図示されています。そして2ページ目に移ると、見出しでアウト!→「DJI Pocket2のアクティベーション」って、アクティベーションってなんのことでしょう。すぐにグーグル先生に尋ねてアクティベーションの意味は「有効化」であることが分かりましたが、図を見て理解できるのはスマホにつなぐということ。そして多分、スマホのアプリが連動しているんだろうとは推測できます。しかし、アプリも使いこなさなければならないようだと思うと、シニアは途端に気が滅入ります。

YOUTUBE先生の出番です。シニアこそ、YOUTUBEの恩恵を最も受ける世代だと改めて実感。

いくら我々シニアが取説で育った世代だといえ、細かい字が読みにくい、やたら新しい横文字ばかりがオンパレードすると、文字説明から理解を求めるのには限界があります。その点、YOUTUBEの動画は百聞は一見に如かずで現物を目の当たりにしてプロセスも順を追って明示してくれ、音声情報のフォローもあって、まことにYouTubeはシニア向けの情報ツールだと実感しています。そこでPCde YouTubeを立ち上げて検索窓で「DJI Pocket2 アクティベーション」と打ち込みます。

すると、12本の動画が表示されました。見てみますと、「DJI OSMO POCKET アクティベートできなかった方必見!」とか、「DJI POCKET2のアクティベーションに再挑戦」とか「苦戦を強いられているDJI pocket 2のアクティベーションが゙・・」という動画タイトルがオンパレードしていて、ナンダー!若い世代も苦戦しているのかと微妙にひと安心しました。その中で、同世代の方の動画を見ることにしました。動画タイトル「DJI Pocket2 /買ったらすぐやる事/アクティベーション」Samurai Ken サムライケンと名乗っていらっしゃるYouTuberで、彼のチャンネルを見ると「64歳で楽器のSaxを初めて33ヶ月」という記述があって、多彩な趣味をお持ちでなおかつiPhoneなどのガジェットにも造詣が深い方とお見受けしたので、 動画で教えていただきました。ケンさんの概要欄に「DJI Pocket2はこれだけでは使える様になりません。DJI Mimoというアプリでアクティベーションする必要があります。使う前にやるべきことをいくつか紹介します。」とのこと。ソフトな語り口と丁寧な解説で、ボクは無事にアプリのダウンロードからアクティベーションを完了できました。

YOUTUBE先生の凄いところは、こちらの力量のステップに合わせて先生を変えていけることです。

超初心者向けの先生を探したところ、お二人を見つけました。pentkidsさんの動画1→15分【※初心者向け】DJI Pocket2買ってすぐの操作に必要なモード+設定について全部解説します。そして動画2→34分【初心者向け】MIMOで出来る事紹介。Pocket2で何故必須アプリなのか理由が分かります。  pentkidsさんはカメラ・撮影マニアではなく、子供の成長記録に普通のビデオカメラより面白そうだとこのDJI Pocket2を選んだ人です。そして自分もまったく操作方法が分からずに立ち往生していたという体験を元に解説してくれているので、シニア初心者には極めて距離感が近いのです。ともかくこの2本を見ると安心感がぐんと向上します。特に役立つのがアプリMIMOを使ったスマホ画面での撮影設定の方法です。シニアにとって極小サイズ(約1.4×2.2CM)のタッチパネル画面で操作することは、至難の技。それがiPhone11Proでなら6.1インチ、iPad Proなら12.9インチの大画面で操作できる恩恵は最大のメリットでしょう。それをpentkidsさんに教えていただける。

さらにありがたかったのは、超々初心者向けの、VSO Vlogさんの動画です。「dji pocket 2 使い方ガイド  失敗しない初期設定」  「dji pocket 2 使い方のまとめ(重要!) 最も頻繁に使う画面とボタンの基本操作」この人は1分とか、3分とか項目ごとに細切れに(良い意味で)動画を作ってくれているので、ユーザーマニュアルの各項目と対応させながらひとつひとつ丁寧にゆっくり理解していけます。人目を気にせず自分の理解速度で、動画を止め手確認したり、もう一度再生したりとまるで「紙の取説」を何度も目を皿にして見ていく感じがこの動画で体験できます。

80%のチャンネルの中に、シニアにピッタリフィットする動画を発見できるのもYouTubeの魅力です。

前のBlogでも「チャンネル登録者1,000人を超すのは20%だと言われている。つまり8割の人たちは広告収入を得るYouTuberになれないただの素人さんということになるのですが」と書いたのですが、視聴者目線に立てば必ずしも大勢の支持を得ていることがすべてではありません。特にシニア層というどちらかといえばIT弱者やリテラシィーが低い人にとっては目線が低いチャンネルのほうがありがたかったりします。

VSO Vlogさん→27人、pentkidsさん→126人、Samurai Kenさん→8,760人。前のBlog登場の方々も、
ひかるのノースランドCHANNELさん→7,940人、Yuu/写真が趣味さん→4,410人、集落町並みWalker.万訪さん→9,680人、高木裕介さん→1,760人です。バズるとか炎上だとか芸能人だとか軽薄な側面がクローズアップされがちですが、こうして目的を持ってYouTubeを散策するとシニアならではの味わい方というのがあるものですね。

この記事を書いた人

荒井 好一(Yoshikazu Arai)

会社員38年・定年後フリーランス10年、好きな仕事で歩いてこれた。

45歳の春から東京単身赴任をスタートさせて、退職後もデュアルライフを楽しむ。異なる文化の街暮らしと移動空間で企画をするのが大好きで、2017年は実に新幹線乗車105回で仕事を楽しんだ。

スピーチのコーチ、法人代表、時々ビジネス書の著者、ブロガーに挑戦中。