「やる気」より、「形から入る」「身銭を切る」「人を喜ばせるためにやる」

脳科学者の池谷裕二さんの説なんですが、「やる気が出たからやる」のではなく、「やるからやる気が出る」ということ、だそうです。
「やる気」自体にはなんの実態もなく、やる気のない人が言い訳のために考え出した虚構だといいます。

そもそも、やる気を出そうと考えるのは、身体は脳の支配下であると思われがちですが、本当は逆で身体が主権を握っているのに、脳の方に先行させようとする間違いから来ているとのことです。

ボクは毎朝スロージョギングを続けていますが継続のコツを聞かれれば、2つあって、1つ目は朝目覚めたら何も考えずに外に飛び出すこと。朝起きて寒いとか眠いとか、ダイエットとかを頭の中で想起ささずに、ただただ服を着替える・靴を履く。2つ目は、走り始めは下り坂からスタートすることにしています。楽に一歩が踏み出せて負荷なしに走り出せるので、お、いいねと脳は受け止めてくれます。

だから、脳にスイッチを入れるのは、身体だということにとても納得しています。
もう一つ、スイッチの入れ方で池谷さんに教えていただいたのは、「海馬」を特別に動かすために、「形から入る」「身銭を切る」「人を喜ばせるためにやる」などがお勧めだそうです。

(以下、引用します)
2つ目はExperience(経験)。日常生活の体験は「海馬(かいば)」を通じて、貴重な記憶や知恵として脳に貯えられます。海馬は「脳の最高幹部だ」といわれます。脳を企業にたとえるともっとも重要な指令を下すのが社長である海馬。日常生活で初めて経験するような事態では、海馬が淡蒼球などを総動員して事態に対応します。 しかしいつもと同じ経験では、わざわざ海馬が顔を出す必要はありません。部下だけで処理を代行できる。つまりよほど重要なことでない限り、海馬にまで情報は届かない。海馬のためにはいつもと違う要素を取り入れるのが効果的なのです。

そのためには「形から入る」「身銭を切る」「人を喜ばせるためにやる」などがおすすめです。また脳研究では「準備の心(プリペアードマインド)」という概念が知られています。
事前に「続かなくて当たり前」と気楽に構えておくと、長続きします。  とのことです。
(PRESIDENT 2009年3月2日号・池谷裕二が指南!やる気が出る「脳」のだまし方)

この記事を書いた人

荒井 好一(Yoshikazu Arai)

会社員38年・定年後フリーランス10年、好きな仕事で歩いてこれた。

45歳の春から東京単身赴任をスタートさせて、退職後もデュアルライフを楽しむ。異なる文化の街暮らしと移動空間で企画をするのが大好きで、2017年は実に新幹線乗車105回で仕事を楽しんだ。

スピーチのコーチ、法人代表、時々ビジネス書の著者、ブロガーに挑戦中。