考えるための道具「マンダラート」講座①3マス✖️3マス→計9マス に文字を書いていくツール

考えるための道具として、ぼくは40年間にわたって、「マンダラート」を使ってきました。
マンダラートとは、3マス✖️3マス→計9マスに文字を書いていくツールです。アートディレクターの今泉浩晃さんが1987年に発案されたものです。高田馬場のヒロアート・ディレクションに行って、今泉さんとお話をしまして教えていただきました。
ご存知でない方は、手近の紙に横3本の線を引き、縦に3本引いて9マスを作ってください。
そして、真ん中のマスに考えるテーマを書きます。例えば、今月にやりたいこと、と書きます。するとやりたいことややらなければならないことが、様々に思い浮かんできますね。
それを一つのマスに一つずつ書いていってください。どのマスにどの順番に書くとかの決まりはありません。自由です。大事なことは、思いついたまま、全く関係のないことをあっちコッチ気にせず書くことです。

ぼくだったら、こんなふうです。今月は3月(とします)。春物のコートを買いたい。確定申告を済ませる。奥さんの誕生日。5月からの講座の案内。お彼岸→久し振りに墓参り。ゴルフのコンペに参加したい。引越しを検討・・・。

思いつくというのは、相互に何の関係もなく脈絡もなく思いついているのです。ここが大事なポイント。脳の働きは、「同時多発」です。
小学校に入る前のノートはお絵描き帳でした。
見開いた2ページのどこに描いても、下の方に描いても右端に描いても、大きさも前後も好き勝手に描いていました。
ところが小学校に入るとノートには、罫線が入ってきたのです。主に横罫で、左上から順番に書くことを教えられました。そう、順番に書くのです。順番に書くということは、順番に考えること→論理的思考を教えられるのです。
途端にぼくたちの脳は、窮屈になるのです。

脳は同時に色々なことを思い浮かべるのに、紙に書き出す時は、整理しなければならない。言わば、脳の苦手なことを訓練されてきたのです。
そこで、自由に考えるためには、同時多発を受け止めてくれる容れ物が必要で、その一つが9マスのマンダラートという道具なのです。
9マスは、絶妙な数で、人間が一度に思いつくのは大体5〜6個とされているので、テーマ以外に8マスもあれば充分なのです。

では、9マスに取り出した頭の中身を、どのように展開するか。アイデアに深めていくかは、次回以降のお楽しみということで・・。

この記事を書いた人

荒井 好一(Yoshikazu Arai)

荒井 好一(Yoshikazu Arai)

会社員38年・定年後フリーランス10年、好きな仕事で歩いてこれた。

45歳の春から東京単身赴任をスタートさせて、退職後もデュアルライフを楽しむ。異なる文化の街暮らしと移動空間で企画をするのが大好きで、2017年は実に新幹線乗車105回で仕事を楽しんだ。

スピーチのコーチ、法人代表、時々ビジネス書の著者、ブロガーに挑戦中。