「財政健全度」全国トップ200都市ランキングなるものを、東洋経済が発表していました。住環境を支えるインフラは、住民税を納めている地方自治体が担っています。脆弱な財政基盤の上に自宅があれば、それはまさに砂上の楼閣になります。北海道の夕張市が財政破綻したというニュースは今でもしっかり記憶に残っています。
また、財政以前に少子高齢化による人口減少で、日本の自治体の半数の896自治体が消滅する可能性があるという発表が日本創生会議からなされている。
そこに来てこの夏場の2ヶ月足らずの間に、自然が猛威を奮って来ています。地震、大雨、台風で交通機関がストップして通常の通勤をしていないぼくでも、足止めを3度も喰らいました。開催している講座のリスケジュールを2回しました。臨機応変に対応できるレベルはいいのですが、それは時間や空間に、あるいは社会通念といったものに縛られていないから知恵とコミュニケーションでしのげるのです。
固定化したものをできるだけ持たない。不動産というように逃げるときに動かせないものに縛られないことが、これからますます重要になってくるようです。
ハザードマップと財政データと人口減少データで、どこに住むべきかを検討する時代になって来ましたね。