買い物情報を得るのは今や100%、YouTube。誰の情報でモノを買うのか。L字ファスナー小型財布は、トバログ君のこだわりをシェアして満足です。

今回6年ぶりに財布を買い替えました。アブラサスの小さいサイフが経年劣化で使い辛くなり、皮もヘタリ、使い勝手も悪くなったからです。

財布というのは鑑のようなもので、どのような財布を使ってきたかは、時代によって、仕事環境によって、趣味嗜好によって大きく異なりますね。
財布の遍歴の個人史とまで言うと大げさですが、みなさんもちょっと自分の財布を振り返ってみると面白いですよ。

ボクの場合で言いますと、自分の財布に頓着しだしたのは40代。この中間管理職時代はバブル期でしたからボクの世代は、まさにブランドの薫陶よろしく、財布とはステータスを発信するツールと思っていました。
接待の時にカッコよく支払いを行うことがメインの、同席した女性たちや部下の前で見栄を張る小道具でした。
当然財布の種類は、長財布一択でした。スーツの内懐から長財布をスマートに取り出して、ピン札やゴールドカードをさり気なく見せる道具でした。(バカでしたね^_^)
当時は、交通系やショッピング系のカードもまだ全盛ではなく、長財布には1万円札、千円札以外は、カードが2枚か3枚、後は会社支給のタクシーチケットと受け取った領収書を入れるくらい。長財布以外の持ち物は、小銭入れとキーホルダー、定期券入れ、名刺入れくらいだっでしょうか。

そして定年と共に長財布の出番は消えました。肩書きが一切なくなったので、肩書きに見合うというか肩書きに引っ張られる装いは不必要になり、長財布の機能も不要になりました。
同時に定期入れもなくなり、名刺入れもも常に携帯する必要はなくなりました。
服装もスーツ一辺倒から、カジュアルウエアが中心になり、ジーンズやコットンパンツの尻ポケットが財布の収納場所になり、必然的に2つ折りの財布に変化しました。

キャッシュレス化

そしてここ2年位で、急激に現金決済の比率がどんどん減ってきて、お札やコインを持ち歩く必要が少なくなってきています。それに比してカード類が増えてきましたが、カード類もまたスマホ決済に押しやられてきていますね。Apple Payの利用範囲も拡大してきて、PASmoなどの交通系カードは逆に財布からは撤退になりました。

YouTubeで事前に情報を入手、プロセスが可視化できて、作り手の発想も身近で愉しメルのが嬉しい。

もう一つの大きな変化は、僕の財布選びの情報がYouTubeになったことです。
財布のような趣味嗜好系の情報は、長年クラスマガジン(雑誌)がメインでしたが、僕のようなシニア世代がターゲットのクラスマガジン(雑誌)が消えてしまっています。あっても健康情報と年金などの老後資金の話ばかりです。
メーカーのモノカタログ化した雑誌はありますから、dマガジンでななめ読みしてはいますが、それらは再度情報で何も響いてきません。デパートの財布売り場に行っても、古参店員の方が声を掛けてきますが、明らかにこの人は財布が好きだったり趣味だったりするわけでもないのは一目瞭然で、ワクワクする買い物行動を共有する相手ではありません。ボクの場合、デパートにはチョイスをする時のときめき感がもうありません。寂しいですけれどね。

いま僕のライフスタイルのお手本となっているのは、若いYouTuberたちです。
彼らが発信してくれるライフスタイルのある情報がとても面白いのです。
今回あらためて数えてみると、14・5人の30代から40代のYouTuberたちのチャンネルをボクはよくチェックしています。
どうやら全員がYouTubeで生計を立てているフリーランスの人たちのようで、自分たちが使いたいものは自分たちで作っていくスタイルを当たり前に取り入れています。
4人の人たちが、サイフづくりの業者さんとコラボという形でサイフを作っていました。
サイフに対する思い入れから、試作品のプロセス、さらには他のグッズに見られる発想やセンスなどをYouTubeで発信していますから、共感度合いが自然に高くなります。
彼が勧めるから、彼がチョイスした理由に賛同できるから、こちらも自分のスタイルに取り入れてみたいと思う、ストーリーが見えるのですのです。

今回トバログ君というYouTuberがプロデュースした、Presso Lという、L字ファスナーの小さなサイズの、キャッシュレスに対応したスグレモノを購入しました。彼が最終的に財布を作って売り出すまでに4本の動画を発信していました。財布に対する考え方やこだわり、現状の市販品にないポイントなどを伝えていってくれます。ボクなりに自分のライフスタイルに照らし合わせて、選択基準を考えたりして、他のYouTuberの財布情報をチェックしたりしていました。

で、実際に発売されると「勝手連のような」モニターが多数現れます。その人たちというのは、それぞれ得意分野の情報を発信してくれている人たちで、彼らが現物をチェックしてくれるのなら願ったり叶ったりなんです。

いかがでしょうか。YouTube動画を活用すれば、「何を買うのか」からスタートして、「どのような吟味をするのか」を経て、「誰から買うのか」にたどり着き、信用できる人たちの使用レポートまで入手して、満足の行く買い物ができるのです。面白いことにシニア向け商品とかシニアのお薦めとかが一切介在しないのです。センスが合ったり視点に共感できたり、純粋にかっこいいと思えるのは、YouTube動画の持つ(1)百聞は一見に如かずで情報が目から入ってくる (2)ヤラセのないシェア情報 の利点のおかげでしょう。

こうして考えると、僕は自分のライフスタイルにフィットするYouTubeコミュニティに属していることがよく分かります。

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