16才の大谷翔平クンの「目標達成表」は、「脳内整理術」と「アイデア創造術」にも使えます。

メジャーリーガーの大谷翔平クンが、16才の時に「目標達成表」を作成していたというエピソードは、今や誰でも知っているほど、下の81マスの図は有名になりました。しかし、それが「マンダラート」という考える道具である事を知る人は少ないでしょう。

岩手県の花巻東高校の野球部に入部すると、部員全員に81マスのシート(著作権の関係なのか、マンダラートという表記ではない)を使用して、3年間のゴールを設定をします。
下のリンクの図(マンダラート)を見ていただければ分かるように、マンダラートの機能のひとつ、目標をブレイクダウンする使い方をしています。

真ん中の目標に『ドラフト1位指名をプロ野球8球団から受ける」ことを設定しました。それを実現するために8つのサブ目標にブレイクダウンしていっています。

「スピード160km/h」「変化球」「コントロール」「キレ」と、投手としてのサブ目標が上げられ、アスリートに不可欠な「体づくり」「メンタル」が加わります。
野球の目標としてはこの6項目で充分なのですが、「目標達成表」としてマンダラートを採用した真価が発揮されます。それはまだ残り2マスが容れ物として用意されていることです!

指導した花巻東高校の野球部の佐々木監督は、単なる野球バカでは目標は達成できないことを見抜いていたのでしょう。最後の2つに今日の大谷翔平クンの、愛される・応援したくなる人間性が培われた原点が設定されています。
「人間性」と「運」です。
16歳でマンダラートに出会えた素晴らしさを、大谷翔平クンは見事に活かしてきて、いまメジャーリーグのグラウンドに立って、ホームランキングとサイ・ヤング賞に一直線です。

「脳内整理術」と「アイデア創造」にも、使えます。

この9マスの活用法は、大谷くんが使用した「目標管理」だけでなく、

1)頭の中が混乱したりもやもやしている状態を9マスに取り出して整理していく使い方と、

(2)アイデアの断片をマスの真ん中に書いて、次々と関連するこや思いついたことを書き込んでいく使い方があります。

ぜひ、このブログの「マンダラート講座」を読んで、考える道具をマスターしていってください。

大谷翔平クンが使った「マンダラート」講座 ①3マス✕3マス計9マス に文字を書いていくツール 考えるための道具「マンダラート」講座 ② 9マスに取り出した頭の中身を、どの ように展開するのか 70歳のシニアでも現役なのは、30年使い続けている「考える道具」を持っているからだ。 ボクの考える道具は、33年使用の「マンダラート」は、エマニュエル・トッド氏の言う「カニ歩き」→タテ掘りだけでなくヨコ展開も斜め逸脱も自在なツール設計なのです。

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