「未来の天気予報」を、環境省が作成していたという記事を週刊ポストで見つけた。
2018年8月22日の全国の気温と、2100年の気温を並べると北海道を除けばいずれも沖縄の気温がいちばん低い。
その原因を気象予報士でウェザーマップ会長の森田正光さんはこう解説している。「非常に簡単な理由で、沖縄は海に囲まれているからです。水は空気よりも温度が上がりにくいので、将来、温暖化が進んだとしても海水温が急激に上がることは考えにくい。だから、沖縄や小笠原は、本州ほど温度が上がらないのです。実は現在でも、沖縄の天気予報を見ると、夏の最高気温は東京よりも低いことが多いのです」
さらに、都市には住めないことが明白になってくる。「東京や大阪などの都心部では、ヒートアイランドの影響で気温が上昇しています。30~40年ほど前はほとんどエアコンが使われていなかったが、今は99%以上普及している。都心部はエアコンの室外機から放出される熱風や車の排気ガスが蔓延し、道路のアスファルトも熱を吸収し照り返しもある。100年前に比べて、地球の温度は約1度上がっていますが、東京は3度上がっています」(森田さん)
電気の供給が滞れば、熱中症での死が待っているのか? 島に住むのも海面上昇がやってくるだろう?